9/10-11、K口他１名で谷川岳一の倉に行って来ました。初谷川で５級ルートのパチンコ。かなり不安もありましたが、滅多にない機会なので、勉強させてもらうつもりで気合いを入れて望みました。
10日は朝から強い日差しが照りつけ、アプローチの間は、汗が滝のように流れていました。フランケ取り付きで、しばらくルート図と岩を見比べていましたが、やはり明確なラインが見い出せません。とりあえず、フランケのダイレクトルートに取り付きましたが、１ピッチ目のハング越えで、支点のある岩、二重三重に補強したカムの掛かった岩全てがゴッソリ崩壊しそうな脆い岩盤で、ビレイする方も緊張でした。結局、危険と判断して登はん中止。その時点で１２時近かったので、本日は南稜のみを登ることに。南稜終了後、荷物をまとめていたら雨が降り出し、下山途中からどしゃ降りに。駐車場まで戻りましたが、結局次の日も天気に恵まれず、諦めることにしました。
下山後、岩場で会った東京ＹＣＣの方に聞いたところ、やはりダイレクトの１ピッチ目は中越地震後は登られておらず、南稜テラスより右上し、その上の細かいフェースを直上するのが一般的とのことでした。
ラインの読み難さ、支点の乏しさ、岩の脆さ、不安定な天気と、谷川の難しさを少し実感できた山行でした。